ABOUT

長い間写真学校で生徒たちに写真のことを教えてきました。
それは教えるというより、教えられ続けた日々といっても良いかもしれません。
そんな日々のなかでずっと抱えていた疑問がありました。

写真とは一体なんなのか。

毎日精一杯写真について考え、生徒たちと議論しました。
今振り返ると、それはとても充実した日々だったと思います。

そんな日々を過ごし数多くの写真に触れる中で、写真とは?という疑問に
なんとなく答えのような、目標のようなものが見えてきました。

言語のように扱われる写真もあれば、感情の代名詞のような写真もある。
しかしそれら全ては、写真の持つ記録性の上に成り立っているもの。

その記録性こそが、
写真に備わった最も魅力的な力ではないか。
写真を撮っていくなかで、この答えがどんどん確かなものに
感じられるようになっていきました。

このことは、表現を教える私にとって大きな葛藤を生みました。

その後に起きた誰も想像できなかった大災害。
今では大事な親友となった生徒が大きな事故で生死を彷徨ったこと。
家族を失ったこと。

写真に携わる人間として経験したこれらのことは、
葛藤に対する答えへと少しずつ私を導いてくれたように思います。

そして表現としての写真を教えることの限界を感じ、
自分が信じる写真の記録性を、誰かのために生かしたいと思ったのです。

 

世の中がものすごいスピートで進み続ける今、
一度立ち止まって、今の自分と向き合ってみてください。

あなたは毎日、どのような日々を送っていますか?
あなたは毎日、どのような人たちに囲まれていますか?
そこにはどのような幸せがありますか?

当たり前のように過ぎてしまう日々。
ふと立ち止まって見ると、
そこにはささやかだけど、
かけがえのない日々があるはずです。

そうやって過去へと積み重なったあなたの今が、
これからの未来へとあなたをつないでいきます。

だからこそ過去になっていく今を、
飾らずに、そのままの姿でしっかりと残して欲しい。

残された写真は、あの時の気持ち、言葉、空気、香り、温かさ、、
そんな様々な記憶を思い出させてくれる鍵になってくれるはずです。

あなたの記憶を一枚の写真に託してください。
あなたやあなたの大切な人のために。

 

齊藤 宙(さいとう ひろし)

1984年 岩手県盛岡市生まれ
2002年 盛岡市立高校卒業
2005年 日本写真芸術専門学校 報道写真課卒業
2005年 日本写真芸術専門学校アシスタント勤務
2007年 Nikon主催「juna21」入賞 新宿・大阪ニコンサロンにて個展「愚かさの傍観」を開催
2009年 日本写真芸術専門学校講師就任
約8年間にわたり写真表現、暗室などの授業を担当。
フリーカメラマンとしても活動。
2018年 故郷盛岡でフィルム写真館PONDHOUSEを夫婦でスタート。

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