ハレの日の心持ち@初めての七五三

今回ご紹介するのは昨年10月にご一緒したご家族の七五三撮影のこと。

主役はちょっと恥ずかしがり屋さんの女の子で今回が初めての七五三。
お子様が初めての七五三となれば親御さんにとっても初めての七五三になります。
ご自宅に伺っての事前の顔合わせでは、人見知りがあることや本番で無事に着物を着られるかなど不安な点をお聞きしました。
心配されていた人見知りについては実際会ってみると全く心配ありませんでした。
これには親御さんも私も一安心。

あぁ、ただただ可愛い…
弟くんはまだ小さいので当日も安心です。誰が抱っこしてくれるのかな?

ただいまお姉ちゃんのお着替え待ち。やはり可愛い…

初めは当初の不安通り断固着物拒否!で泣いてしまったお姉ちゃんでしたが、みんなの声がけで無事晴れ姿で登場。

見慣れなくて不安な時は。

外は日差しが気持ちよく、暖かな初秋の日です。

ささやかな瞬間が大切な思い出になるように。

途中ばったりお知り合いにお会いしたり!
何が気になったのか固まったように暑い視線を送り続ける弟君にみんな笑顔!

一生懸命の大人たちに対して、してやったりの笑顔。
おかげでみんなもいい表情です!

最後はパパさんに捕まえられて賑やかな雰囲気の集合写真になりました。

八幡宮の広い境内をあっちへこっちへ!

最後までご機嫌なお姉ちゃんでした。
一日しっかり楽しんでくれて本当にありがとう!

初めての七五三お疲れ様でした。
とっても素敵な一日になりました!
お声がけいただき本当にありがとうございました!

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タイトルに書かせていただいた”心持ち”。
それはご両親やご家族の皆さんが広い心でいてくれること。

ご覧のように初めての七五三でしたがとても素敵な一日になりました。
しかし実は事前に親御さんから”衣装合わせの時にかなり着物を嫌がってしまって、もしどうしても着物を着てくれなければその時は普段着での七五三でも仕方ないかなと思っています”と伺っていました。実際にお子様が着物を嫌がってしまうタイミングもありました。それでも親御さんは広い心で見守っていたように思います。その甲斐もあってその後の撮影は笑顔あふれる楽しい時間になりました。

特別な一日だし、SNSやどこかで目にした七五三写真など”こんな七五三にしたい”という希望のようなものは誰にでもあるものですよね。だからこそお子様には”しっかり着物を着てもらわないと”と思ってしまうのは仕方のないことだと思います。
それでも、もし上手くできなくてもどうか怒ったりせずに”もし着たくなったらお着物も着てみようね”と、どうかお子様に寄り添っていただきたいんです。

もっと言えば親御さんにはみんなで楽しいイベントに参加するようなお気持ちで、
女の子だったらお姉さんみたいな綺麗なお着物が着れるんだよ。
男の子だったらかっこいい袴着られるんだよ。
というふうに、お子様が主役の特別で楽しい一日にしてあげる気持ちでいてほしいと思います。何より親御さんが楽しんでくださればお子様も自然に楽しんでくれるはずです。
そうしていただくことでたとえ上手くできないことがあったとしても、”あの時はこうだったよね”とハレの日がより思い出深いものになると思うのです。

今年七五三どうしようかと思われている方や、初めての七五三でとくに3歳さんの七五三をご検討中の方の参考になれば嬉しいです。

齊藤 宙