
ご無沙汰しております。
4月の半ばより撮影受付をお休みさせていただいておりましたが、
6月より再開させていただきます。
ご心配、温かいお声がけをいただき、本当にありがとうございました。
PONDHOUSEを始めて、6月1日で6周年となります。
ここまで続けることができたのは、最初の頃にモデルを務めてくれた友人とご家族の皆様や、私たちを信じてご依頼をくださるお客様、応援してくれている親兄妹、友人の皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
今回、お休みをいただいて、夫婦で今後のことをものすごく考えました。
夫39歳、妻34歳。二人ともこれからのことを考えなくてはいけない年齢になってきていて、あることをきっかけに「一度ちゃんと考えよう」と立ち止まることにしました。
何度も「もっと自分たちに合った暮らしをした方が幸せになれるんじゃないか」と思ったり、でも次の日には「もっと頑張れるんじゃないか」と思ったり…。
人生が二股に分かれていて、その分岐点に立っているような気持ちでした。
一度、辞めようと決断したとき、心に大きな穴がぽっかりと空いたように感じて、体も、心も、どんより重たくなりました。
「やっぱりすきだったんだね、この仕事…。悔しいね…。申し訳ないね…。」と二人で泣きました。
今まで撮らせていただいていて、「これからも」と思ってくださっている方の「これから」を自分たちで残せないことが本当に悲しくて、申し訳ないと思いました。
そんな時、夫が友人から「落ち込んでいる時に決断するのは良くない」と助言をもらって、帰ってきたことがありました。
その言葉を聞いて「そっか、今すぐに、辞めなくてもいいんだ…」そう思ったら、体と心にパワーが戻ってくるのを感じました。
「自分が本当に求めているもの」「望む未来」は何か。
頭で考えてもわからなかったけれど、心が反応したように思いました。
スピリチュアルとかじゃなくて、思考になる前の素直な感情?なのかな、と…。
向き不向きとか、先の不安とかを考えて落ち込んでいたけれど、
かっこつけるのをやめて、もっともっと自分たちのままでやってみよう、そう決めました。
ついつい、人前で「ちゃんとしなきゃ」と気負ってしまう私たちですが、このままだと息切れしてしまうので、「そのまま」でいられるようにしていきたいと思います。
肩の力を抜いて、平々凡々でかっこつかない自分たちのまま、大好きな写真を続けられたらそれでいいなって。幸せだなって。
なのでこれからもうちょっと自分たちも出していこうと思ってます。
お客さんの「そのまま」が撮れるように、自分たちからまず「そのまま」。
おしゃれでもなければ丁寧な暮らしでもなくて、夫はルーティンが好きで、妻はルーティンが苦手で、夫はうまく休めなくて、妻は休むのが得意。ふたりとも片付けは苦手で気づいたら部屋がやばい。
などなど(笑)、そんな私たちでやっていきます。
そんな私たちが撮る写真、そんな私たちがよいと言ってくださる方たちが大好きです。
(ちょっと上の文章で引かれていないかドキドキですが…)
できればお子さんが独り立ちしてお孫さんができるまで撮らせてもらいたいです。
でも、この先どうなるかは正直わからないです。
でも、続ける努力はしていきたいと思います。
また迷ったら、相談にのってください。。(おい)
長々と大変失礼いたしました。。
しかも普段撮影に出ていない妻の方が書きました…。
文章の方がしゃべれるのです。そんな人間です。。
今回、再スタートするにあたって、今まで撮らせていただいた写真を見返しました。
私たち、本当にたくさんの方に支えていただいていました。
本当にありがとうございます。
長く続けていけるように今後も試行錯誤していくことになりそうですが、
一番はみなさんに「撮ってもらっておいてよかった〜」と思っていただけるように精進していきたいと思います。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2024.6.1
POND HOUSE
齊藤 宙・冴海